訪問看護者が知っておきたいの大きな身体の利用者の対処法とは?
訪問看護サービスを利用する方の中には、体の大きなご年配の方もいらっしゃいます。
基本的にはそういった体の大きな方に対しては、男性スタッフなど力のある方が対応するのが1番効率的です。
ただ時にはそういったスタッフが不足していて、女性の看護職員が対応しなければいけないこともあります。
転倒しては危険ですから、いかに体勢を維持するかを考えながら介助していきます。
よくあるシーンが、車椅子からベッドやソファー、イスへの移動。
その場合は、まず利用者様に力を抜いていただき、両足がしっかりと地面についた状態で、脇の下から肩を抱くように腕を回して体を密着させます。
そして利用者様に前傾姿勢になるように声掛けをし、ゆっくりと持ち上げていきます。
その際、介護者は手を離さないようにがっちり組んでおくと体が安定します。
そして下ろす際はゆっくりと下ろし、できるだけ深く腰をかけるように指示をします。
ここまでの一連の流れで意識したい事は無理に引っ張ったり、持ち上げないこと。
特に注意が必要なのが、利用者の衣服を持たないことです。
引っ張ってしまうと締め付けてしまうこともあるので、必ずそういった介助は避けましょう。
一つ一つの介助方法を声掛けして行うと、相手も多少体を任せたり、タイミングが合いますので、そういったことも意識するのがオススメです。
訪問看護の仕事に興味がある方はぜひお問い合わせください。